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ひとといぬ

引きこもり気味😅高齢者です

しろとちび、名前、安易過ぎ…


 本当、自分は、適当な人間だと思う。最初に知り合いから、貰ってきた犬、さあ名前。う〜むっ… 白いじゃないか!しろしかないっ!
 もちろん、家長が適当なくらいだから、家族も適当。「わ〜いっ、しろっ!」と言う訳で、犬本人、いや、本犬も、ひいっひいっ!喜んでるじゃんっ⁉︎飼い主一家が適当で、飼い犬も適当なんだから、こんなお似合いな相応しいことはない。
 と、言うこともあって、二匹目の犬も、押し付けられられることに、なってしまったのだ。「○○の家なら、飼って貰えるよっ」、とか。内心いい加減な家だから、いい加減に飼って貰える筈だとか、そんなことだったのだろう。
 と、言うことで、しろくんには、なかなか、困ったことになった訳です。突然ですから。こころの準備が出来ていないのに、突然、本来は、自分が暮らすべき家の中に、なんか、自分と似た匂いをさせる物体が、図々しく存在しているのですから。それも、あろうことか、「ぼくにも、抱かせてっ!」とか、「だめっ!ぼくが、拾ってきたんだからっ!」とか、子どもたちは、一切、しろを振り向きません。まるで、無視。挙句「まあ、可愛い!」とか、お母さん迄、平気で、しろを裏切っています。
 そんなところに、自分が、帰ってきました。まあ、飼うしかないか。ひぃ〜っ、ひぃ〜っ!あれっ、しろっ?とは、思うけど。何か、外でぐずってるけど。可愛いじゃないかっ!子犬。となります。残念でした、しろ。「お父さん、名前は?」う〜んっ…そんなこと言われてもなあ。二匹目だし。一匹目だって、決められなかったのに。う〜んっ、まさかね。しろより、小ちゃいから、ちびって訳には、いかないよな。う〜んっ、まあ、いいや!ちびっ‼︎
 と、言うことで、二匹目も、これ以上無い気の毒な有り様で。名前は、ちび。しろとちび。最高だね。な〜にも考えないで、名前付けちゃった。楽で良い。
 ただ、この今度の子犬が、なかなかに問題。牡だよね。と、家族の共同見解。何か、おちんちんありそうだしね。と、言うことだったのだが…
 早速、しろの最大の天敵、おじいちゃん先生に、診せることになった。何しろ、おじいちゃんは、しろに、泣き声、ひい〜っの、ひの字も言わせてくれない、残虐この上ない天敵だった。飼い主にとっては、こんな楽ちんな事は無いのだが。
 さて、問題は、これは、色々考えなければならない。ちびちゃんは、おんなのこでした。じゃあ、あれは…動物の性別判定は、難しい。しかも、秋田犬の雑種?えっ、あんなでっかくなるの?しろ、ぼうっとしてる場合じゃないぞ。圧死だぞ、圧死!秋田犬は、牝でも、30kg以上になるらしい。どうする、しろっ!
 と、言う事で。ささっ、と。電光石火の狂犬病注射。馬や牛が専門のおじいちゃんには、子犬など一捻りです。ちびも、泣く暇も有りません。
 「気の毒だね!しろ。」おじいちゃん先生に診て貰った帰りのクルマ。息子たちも、口先だけ同情。「ちびちゃんのお尻に、轢かれちゃうのかな」、とか。牝だしね。「しろっ、お煎餅になっちゃうじゃんっ!」とか、大爆笑。もちろん、しろの身の上の心配してくれる家族など、いる筈もない。日頃、こっそり贔屓のお母さんだって、しろを、一緒に笑い飛ばしている。だいたい、お母さんは、どうやら、我が家で、犬を含めて、初めて同性の家族が出来た事が、嬉しいらしい。
 ただ、秋田の雑種と言っても、生後は、はっきりしないが、三か月くらいだとの診断。そうすると、二か月で来たしろより、一回り小さい感じだから、本当にそんなに大きくなるのかなと言う疑問は、あった。これは、後々良く分かったが、血統書は無いが、ほぼ秋田犬同士の雑種であれば、純血種と変わらないサイズになる。しかし、他系統の雑種との交配であれば、当然、サイズは、秋田犬と同等にはならないことになる。
 ただ、その時点では、秋田犬サイズになることを覚悟していたし、しろの時と同じ轍は、踏みたくなかった。子犬を、家の中で、安易に飼ってしまって、結果、また飼えなくなって、庭に下ろしてとか、絶対にあり得ない。まして、秋田の雑種だと言われてしまったのだ。しろが来た時より、ちょっと小柄に感じたが、リビング前のコンクリートの叩きの露台部分に置けば、まあ、子犬が泣けば、すぐ対応出来る。
 露台の脇に置いたしろのログハウスから、少し離して、逆側に、しろがあまり使わなかったボブハウスを置いた。その中に、最初の日に寝かせた毛布を敷いてみた。繋ぐ鎖は、しろが、今のスチールケーブルの前に使っていたヤツだから、2mと長め。子犬には、ちょっと重そうにも感じたが、自由に出来て良いだろう。秋田の雑種だから、直ぐに大きくなる筈、と。
 そう言うことで、ちびを、長男が拾ってきた翌日から、もう外での生活にした。もともと、捨てらてしまっていた犬だから、家の外でも、家族が側にいるから、安心のようだった。まったく問題なく、トイレも、庭の隅で出来た。食事も、しろの時の経験から、それなりの餌を与えて、しかも、残さず食べてくれた。
 問題は、しろとの関係。最初の晩に、ちびを家の中に置いて、飼い始めた時は、自分のいるべき家の中で、皆にちやほやされるちびに対する、しろの嫉妬も、ちょっと感じていた。しかし、最初の日に、しろの目の前に置いて、対面させた時、きょとんとするちびに、興味深々で、しろは、ちびを舐めたりしていた。だから、大丈夫かな、と。
 しろが、いじめないかな、と思った訳だが。逆に、ちびに懐かれて、戯れられて、噛みつかれたりして。扱いに困るしろ。でも、怒らない。大丈夫そうだ。
 犬は、小型の室内犬と、大型の屋外犬を、同時に買う時に、気をつけなければならないそうだ。往々にして、室内にいる犬は、家族と一緒にいるから、屋外の犬を、序列的に、自分より下に見てしまう。屋外犬が、先に飼った犬だった場合など、二匹のトラブルの原因になったりするかも知れないと聞いた記憶がある。それだけに、我が家は、思い切って、子犬を庭に下ろして、直ぐにお互いに馴染んでくれたので、その点は、まあ、良かったと思っている。最初だけだったが…